サイボウズは9月5日、2004会計年度上半期(2003年2月〜7月期)の決算を発表した。連結では売上高11億6000万円(前年同期比4300万円増、3.9%増)、経常利益1億6000万円(同1億5900万円減、49.8%減)、純利益1億1000万円(同5200万円減、32.2%減)となった。単体では売上高11億4100万円(同6000万円増、5.6%増)、経常利益1億7500万円(同1億4600万減、45.6%減)、純利益9400万円(同9100万円減、49.0%減)だった。
同社の主力製品「サイボウズ Office/AG」シリーズは、販売実績が前期を下回った。同社はこの理由を、「7月発売の最新バージョン『サイボウズ Office 6』発売前の買い控えの影響」とみる。「しかし2002年9月発売の『サイボウズ ガルーン』が(販売低迷を)カバーし、全体の売上は前年同期比3.9%増となった」(同社)
同期は新製品発売に伴い、広告宣伝費が前年同期に比べ40.0%増えた。さらに社員数増加により人件費が増え、結果的に経常利益は前年同期比49.8%減だった。ただし同期当初の予想に対しては、120.9%高い結果を達成できたという。
下半期の事業運営について、同社は「Office/AGプロジェクトとガルーンプロジェクトに分かれていた組織をエージェント事業部として統合し、リソースの戦略的活用と効率化を図る」(同社)とする。さらに「新規に設置した事業企画室を中心とし、長期戦略であるWebサービスに着手する」(同社)。
そのほかには、以下に示す活動を予定している。
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