ソニーは9月5日、動画コンテンツをメモリースティックに記録し、同一のデータを異なる機器間で移動・再生できるようにする「モバイルムービー(Mobile Movie)」を積極的に展開していくと発表した。
メモリースティックを媒体に、再生専用機や録画専用機、テレビ、携帯端末といったさまざまな機器で、MPEG形式の動画データを利用できるようにするというもの。
「静止画や音楽コンテンツの記録再生といったこれまでの使い方に加え、好みの動画コンテンツを記録して携帯し、さまざまな機器で手軽に楽しむ。こういう新しい使い方が可能になる」(ソニー)
例えばデジタル・ビデオ・レコーダーでテレビ番組を録画し、データをMPEG方式に変換、それをメモリースティックに保存し、PDA(携帯情報端末)やテレビ、モバイルAVビューアーなどで再生できるようにする。
モバイルムービーに対応する同社製品には、PDA「クリエ」の7機種、2003年10月に発売予定のプラズマ/液晶テレビ「ベガ」の3シリーズ15機種、11月に発売予定のモバイルAVビューアー「MSV-A1」、デジタル・ビデオレコーダー「PEGA-VR100K」がある。
ソニーは、今後モバイルムービーを、メモリースティックの動画ファイルフォーマットの一部として運用し、対応製品を車載機器などの分野にも広げていくとしている。
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