シャープは8月29日、記憶容量128Mビット、アクセスタイム60nsという「NOR型としては業界最高速」(同社)のフラッシュメモリLH28F128BFを開発し、9月より量産を開始すると発表した。
同社によると、携帯電話機はカラー化やカメラ搭載の影響で、保存するプログラムやデータの容量が大きくなっているという。さらに、「ゲームや動画などのアプリケーションを軽快に動かすため、アクセス速度の速いメモリが求められる」(同社)。また液晶テレビやセットトップボックスにおいても、「2003年末より開始される地上波デジタル放送に対応するため、プログラムや番組表の格納、画像補正処理などで、高速アクセス/大容量タイプのメモリが必要になる」(同社)
LH28F128BFは、ノーマルアクセスタイム60ns、高速ページモードアクセス20nsで、「アクセスタイムの高速化により、携帯電話などにおける動画処理やアプリケーション実行時の動作性能向上に貢献する」(同社)。同メモリと大容量RAM(SmartcomboRAM)、ローパワーSRAMを積層したマルチチップパッケージの対応も可能という。
そのほかの主な仕様は以下の通り。
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