日本ネットワークアソシエイツ(NAC、加藤孝博社長)Sniffer Technologies事業部門は8月27日、最新のネットワーク・セキュリティ管理ソリューションとして、ネットワークアナライザ製品「Netasyst」を発表した。9月から受注開始、10月中旬から出荷開始する予定で、価格は29万8000円から。なお、年内は発売記念価格として19万8000円からで提供する。
「Netasyst」は、中小企業(SMB)市場、フィールドサービス会社に特化した製品で、ユーザー企業が自在に、10/100LAN、802.11a、802.11bワイヤレスネットワークの監視、問題の解決、安全性の確保を行うことができるコスト効率の高いスタンドアロン ソフトウェア ソリューション。
同ソリューションを導入することで、SMBやフィールドサービス会社は、大企業が利用している「Sniffer Portable」の多くの機能を利用することが可能となるため、手頃な価格で、ネットワーク全体における情報解析と保護を実現することができる。
具体的には、ネットワークのパフォーマンスの低さの原因について、アプリケーション、サーバー、ネットワークのいずれにあるかを特定するとともに、ワークステーション、ルータ、サーバーなど正しく構成されていない装置を特定することが可能となる。
また、ネットワーク利用上の問題点を把握し、個人的なインスタントメッセージ、ビデオ ストリーミング プログラムといった業務目的以外の利用を特定して、不必要に帯域幅を消費する、非効率あるいは雑談的なアプリケーションを検出することができる。
さらに、既存のセキュリティソリューションを補完し、これらの対策の有効性を確認する手助けとなるパケットレベルの詳細情報を提供するほか、ネットワーク上のウイルスやワームに感染したホストおよびサーバーを特定し、検知、駆除時間を最小限に抑え、経費面、業務面への悪影響の軽減を図ることができる。
なお、オプションの「Expert Analysis」および「Netasyst Voice」などと組み合わせて利用することで、ネットワークの応答時間を損なうことなく、VoIPネットワークをスムーズに導入できるほか、IT管理者に対し、パケットの損失やパケット順序の乱れ、遅延の解析、解決に役立つ、主要なVoIP実装に対するアラームの発信などが可能となる。
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