凸版印刷と三和ニューテックは8月27日、繰り返し書き換えができる「リライタブルペーパー」とサーマル印字方式による「リライタブルプリンタ」の体験機を限定販売すると発表した。同製品は2003年3月から販売が行われてきたが、体験機の販売によって、企業への本格導入の円滑化を目指す。
リライタブルペーパーは、三菱製紙株式会社が製造するロイコ原反を利用して凸版印刷が開発したもの。視認性が高い「青ロイコ印字方式」を採用している。また、リライタブルプリンタは三和ニューテックが開発し、サーマル印字・消去方式を採用している。
リライタブルペーパーは約1000回の書き換えが可能。インクやトナーなどの消耗品を必要としないのが特徴。印字速度は、通常のインクジェットプリンタと同程度で、A4サイズの消去・印字の場合で13秒/枚、印字のみの場合で10秒/枚となっている。
体験機の販売は限定50機。プリンタ1台とペーパー50枚をセットにして、19万8000円で提供する。凸版印刷によれば、「業界や企業、導入部署等のシチュエーションごとにプリンタに求められる要求品質、活用用途が違うことから、実験的に導入して検証したい」というニーズに応えたものという。
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