マイクロソフトは8月26日、Office 2003製品系列の日本語版について、販売開始日と推定小売価格を発表した。複数購入する企業ユーザーに向けて、ボリュームライセンスを用意し、9月1日から申込受付を開始する。パッケージ製品は10月24日から店頭に並ぶ予定。
ボリュームライセンスで提供するのは「Office Professional Enterprise Edition 2003」と「Office Standard Edition 2003」。推定小売価格はそれぞれ1ライセンスにつき5万5200円と4万5800円。Enterprise Editionはボリュームライセンスのみの提供となる。
パッケージ製品で提供するのは、「Office Standard Edition 2003」「Office Professional Edition 2003」「Office Personal Edition 2003」の3製品。推定小売価格は、それぞれ5万2800円、5万9800円、4万4800円。アップグレードパッケージでは2万8000円、3万7800円、2万1800円となる。Standard EditionとProfessional Editionはアカデミックパッケージを用意する。
OutLook 2003やExcel 2003などの単体製品も、ボリュームライセンス製品とパッケージ製品の両方を用意する。ボリュームライセンス製品は9月1日から、パッケージ製品は11月14日から販売開始する予定。ただしFrontPage 2003のパッケージ製品の販売開始日は10月24日になる。
マイクロソフトはこれらOffice製品系列と同時に、Office Systemの構成製品であるデジタル ノート アプリケーション「Office OneNote 2003」および、XMLオーサリングソフト「Office InfoPath 2003」についても発表を行った。ボリュームライセンス製品はいずれも9月1日から、2万4300円で販売開始、パッケージ製品は10月24日から2万4800円で販売を始める。アカデミックパッケージの価格は、OneNote 2003が5800円、InfoPath 2003が1万2800円となる。
OneNote 2003はテキスト、音声、画像、ウェブファイルなどをパソコン上で集約管理するソフトウェア。ページにタブをつけて管理し、書き込んだ情報の自動保存を行うなど、名前を付けて保存先を指定する従来のファイル システムとは異なるシステムを採用する。
InfoPath 2003はXMLを使った情報入力フォームの作成や、情報の再利用を効率化するためのソフトウェア。あらかじめ20種類以上の部品を備え、これらを組み合わせることで、ブラウザーベースのデータ入力用フォームを作成できる。
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