コニカとミノルタの経営統合による統合持株会社コニカミノルタホールディングスは8月22日、コニカとミノルタそれぞれの情報機器の国内販売を手がけるコニカビジネスマシン(KBM)とミノルタ販売(MSJ)を合併し、新会社を設立すると発表した。
「コニカが培ったデジタル高速複写機の販売に関する強み、ミノルタが培ったカラーおよびデジタル中低速機やプリンタ販売の能力をさらに伸ばし、事業規模の拡大を目指す」(コニカミノルタホールディングス)
新会社の名称は「コニカミノルタビジネスソリューションズ」。正式な設立は10月1日を予定する。代表取締役には、KBM代表取締役の川上巧氏が就任する。主な事業内容はオフィス機器、アプリケーションソフト、システムの販売とサービス。KBJ、MSJの販売施策、価格施策、営業活動を一本化し、販売機能を統合する。コニカミノルタホールディングスの事業会社として10月1日に発足するコニカミノルタビジネステクノロジーズが100%の株式を所有する。
今回の合併は、8月5日のコニカミノルタホールディングス発足を受けた事業再編計画の一環となる。同社は情報機器事業を、経営統合後の事業拡大や収益創出の柱と位置づけている。
ちなみに2002会計年度における情報機器の売上高は、コニカが2046億円、ミノルタが3899億円。営業利益はそれぞれ224億円と300億円。2002会計年度の両社総売上高の合計は1兆872億円、営業利益は773億円。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」