楽天は8月21日、2003会計年度の、第2四半期(2003年4〜6月)と中間期(2003年1〜6月)の業績結果を発表した。中間期の純利益は4億1600万円となり、前年同期の純損失1億500万円から黒字に転換した。このうち第2四半期純利益が3億3566万3000円を占め、黒字転換に大きく貢献した。
第2四半期の売上高は前年同期比73.7%増の41億2033万7000円、営業利益は同74.5%増の10億5552万5000円、経常利益は同110.3%増の9億4690万8000円。純利益3億3566万3000円は前年同期に比べ53%増。
中間期の業績は、売上高が前年同期比78.0%増の77億5100万円。営業利益は同67.1%増の17億4600万円。経常利益は同106.5%増の16億8700万円となった。
インターネットショッピングモール「楽天市場」の運営を含むEC(電子商取引)事業が、ADSL、光回線によるインターネット常時接続・高速接続の普及に後押しされ、拡大基調で推移したとする。中間期のEC事業の売上高は前年同期比58.6%増の52億9589万3000円。営業利益は同77%増の15億7845万となった。「Lycos Japan」や「インフォシーク」といったポータルサイトの運営などを行うポータル事業の売上高は、同107.8%増の18億9233万円だが、営業利益は同3%減の7442万4000円。
CS放送チャンネル「楽天ティービー」の運営や、アフィリエイト広告事業などの、その他関連事業の中間期売上高合計は同237.6%増の12億2867万6000円、営業利益は同24.1%増の9435万1000円となった。
楽天のプレスリリース(PDF資料):
http://www.rakuten.co.jp/info/ir/finance/statement/pdf/2003_08_21_01.pdf
http://www.rakuten.co.jp/info/ir/finance/statement/pdf/2003_08_21_03.pdf
http://www.rakuten.co.jp/info/ir/meeting/pdf/2003_08_21_01.pdf
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