凸版印刷(足立直樹社長)は8月21日、食品・日用品POSデータの分析サービスを、26日から情報提供サービス「TOPNAVI-NET(トップナビ-ネット)」としてインターネットで提供すると発表した。
これまで同社では、CD-ROMによるデータ提供を行ってきたが、インターネットを活用したサービス提供を行うことで、タイムロスの削減やユーザー企業内の複数セクションでのアクセスを可能にした。
新サービスでは、データ分析機能をさらに強化し、従来に比べ分析対象地域を絞った市場分析や販売動向の変化から注目商品を抽出するアラーム分析など、さまざまな機能充実を図った。メールアドレスの登録で一部の機能が利用できる「無料会員サービス」と、分析機能をフル活用できる「有料会員サービス」を提供する。
「無料会員サービス」は、
――を利用することができる。一方、「有料会員サービス」では、基本分析メニューとして、指定JAN分析、月次分析、推移分析、アラーム分析を用意したほか、
――などのサービスを提供する。
さらに、有料サービスでは、市販の棚割りソフトに対応したデータファイルや、マイクロソフト「エクセル」などの表計算ソフトに分析結果を展開することができる。
同社では、流通各社やメーカー、卸業者への情報提供に加え、メーカー各社に向けた商品企画・開発や販促活動に、このPOS情報分析を活用していく考え。
販売価格は、JICFS/IF-DB細分類カテゴリー単位で月額5万円から。同社では、今回のインターネットサービスの開始によって、データ販売とコンサルティング事業で、初年度2億円の売り上げを目指す。
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