日本電気(NEC)とNEC東芝スペースシステムは、通信衛星の民間打ち上げと、衛星を使ったインターネットサービスの提供を目指す企画会社を設立した。両社が8月20日明らかにしたもの。
社名は「超高速衛星インターネットサービス企画」。NECが46%、NEC東芝スペースシステムが46%を出資し、残り8%はJSATが出資する。
現在NEC東芝スペースシステムでは、国の研究開発衛星「WINDS(Wideband InterNetworking engineering test and Demonstration Satellite)」の開発を、宇宙開発事業団より受注し、製作を進めている。
新会社はこのWINDS開発の技術成果を利用する予定。民間衛星の打ち上げ後はADSL回線と同等の料金で、地上光ファイバーなみの速度、容量のインターネットサービスを提供するという。
光回線やADSL回線が未整備の地域の世帯にも広幅域インターネットサービス網を構築することで、「ビジネスを成立させつつ、デジタルデバイドの解消を図る」(両社)とする。
こうした個人向けブロードバンド・インターネットサービスに加え、自治体情報提供、遠隔医療、遠隔教育といった公共向けイントラネットサービスや、企業向けの大容量コンテンツ・マルチキャストサービスの提供も目指す。
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