日本ネットワークアソシエイツは19日、W32/Nachi.worm(ナチワーム)及びW32/Lovsan.worm(MSブラスト)の最新の被害状況を発表した。
発表によれば、ナチワームについて、同社のMcAfee VirusScan ASaP のデータセンターが検知・駆除した件数は、19日の正午時点で、マシン数で98件、企業数で33件に上っている。また感染を試みるため不要なトラフィックでネットワークを圧迫する以外にマシンにどのような異常が起るのかは目下調査中だという。感染企業からピングの通信が多くなる症状が寄せられ、感染が判明した。対策としては、脆弱点MS03-026に対するパッチをマイクロソフトのサイトからダウンロードして感染PCに供給する。
MSブラストについては2件感染の報告が届いているが、日ごとの推移から、小康状態にある。19日正午現在までに検知・駆除した累積数はマシン数で3476件、企業数で655件となっている。
発表によればこの2つのウイルスは、SMTPなどのウイルスが「一般的に使用すると思われている」プロトコル以外の特定ポートに対して、攻撃を仕掛けてくるようになっているという。このような状況で、管理者はどこに注意し、どういう対策を施しておけばいいのかという知識をもっていることが重要だという観点から、ネットワークアソシエイツでは、これらウイルスの特徴、駆除方法を解説するとともに、今後このようなウイルスが発生することを想定したプロアクティブな対策についての無料セミナーを開催する。
セミナーの開催スケジュールは以下の通り。
8月22日(金)14:00−16:00 : 渋谷マークシティウェスト16F
8月27日(水)14:00−17:00 : 渋谷マークシティウェスト16F
8月28日(木)14:00−17:00 : 大阪堂島ビル18F
8月29日(金)14:00−17:00 : 大阪堂島ビル18F
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
パナソニックのBioSHADOWが誘う
心地良い室内空間のつくりかた