ゲームは始まった。
これは果たして、ぱっとしないPC市場の中、ますますハードコアゲーマーをあてにしているコンピュータメーカーからのメッセージなのだろうか?米Gatewayは、このトレンドをつかんだ最新のチャレンジャーだ。同社は今週にも、ミッドレンジとハイエンド向けデスクトップPCをゲーマー用にカスタマイズした新製品をリリースする計画だ。
「ゲーム市場が成長しているのがはっきりと見て取れる」と同社のシニアプロダクトマネージャーを務めるRick Schwartzは語る。同氏はさらに、9月末に発売される新作アクションゲームのHalf-Life 2が、ゲーマーたちのマシンをアップグレードさせる契機になるだろうと予測する。
米Hewlett-Packard(HP)も先週、やはりGatewayと同様にゲームに特化したPCをリリースすると発表している。PCメーカー大手2社は、これまでこの分野にフォーカスしてきた米Alienwareのようなニッチ市場を狙い始めたのだ。米Dell Computerもまた、同社のデスクトップPCであるDimension XPSを使ってこの市場への参入を試みている。
このようにPCメーカーがゲーマーたちを好む理由の1つは、彼らが最新かつ最強のスペックのマシンを必要としているからである。こういったマシンは、現在の利幅の少ない典型的なデスクトップPCに比べ、大きな利益を生み出すことができるのだ。
「ゲーム用PCの多くは、2000ドルから3000ドルの価格帯となっている」とSchwartzは説明する。
Gatewayのこの試みは、同社が初期のころに行っていたビジネスに回帰するものだ。同社は当初、最強のスペックのマシンを安価に購入可能なメーカーとして知られていたのだ。 今回リリースされるGatewayのゲーム専用PCは2機種とも、FireWireポートを備えたSound Blaster Audigy 2ならびに、サブウーハー付きのBoston Acoustics BA745スピーカーを標準装備している。また同梱のゲームとして、「Battlefield 1942」「Need for Speed Hot Pursuit 2」「Madden 2004」が用意されている。Madden 2004は、先週発売されたばかりのフットボールゲームだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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