サムスン電子とソニーは8月6日、メモリースティック事業における提携関係の強化を明らかにした。サムスン電子はソニーから、メモリースティックの製造販売ライセンスを取得し、2003年度第2四半期より製造と販売を開始する。
両社は2001年8月に、サムスン電子の民生用機器でのメモリースティック採用と開発協力で基本合意に達している。今回の提携は、両社の関係をさらに強固にするもの。
サムスン電子はこれまでメモリースティックに対応したDVDプレーヤー、携帯電話、パソコン、テレビ製品などの製造と販売を手がけてきた。今回のライセンス取得によってメモリースティックの自社生産が可能になったことから、新たな製品カテゴリーにもメモリースティックを採用し、対応製品の拡大を図るとしている。
メモリースティックは、ソニーが規格化した記録メディアで、1998年から販売を開始している。これまでにも米SanDiskなどがライセンスを取得し、製造と販売を行っている。ソニーによれば、2003年4月時点のメモリースティックの累計出荷枚数は世界で4000万枚、メモリースティック対応製品の累計出荷台数は世界で4000万台以上にのぼるという。
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