ぷらら、NEC、ニフティ、専用端末と接続したテレビへIPマルチキャスト方式の放送サービスを開始

ニューズフロント2003年08月05日 14時55分

 ぷららネットワークス、日本電気(NEC)、ニフティは、ADSL/FTTH回線を通じ、専用端末と接続したテレビに、多チャンネル放送とVOD(ビデオ・オン・デマンド)配信を行う試験サービスを開始した。

 3社の運営するISPサービス「ぷらら」「BIGLOBE」「@nifty」の個人会員からモニターを募り、東京都および大阪府エリアで提供する。利用可能な回線はNTT東西の「フレッツADSL」および「Bフレッツ」。実効速度2Mbps以上が条件となる。試験サービスの提供期間は10月31日まで、期間中配信する動画コンテンツは無料となる。

 サービスはぷららネットワークスが構築したIPマルチキャスト方式の映像配信専用プラッフォーム「4thMEDIA プラットフォーム」を用いる。利用者が専用端末(セットトップボックス:STB)をテレビに接続することで、電話回線から配信された映像番組を視聴できるというもの。

 STBは沖電気が8月4日に発表した「StreamingPlayer」を採用する。同機器と接続したテレビは、インターネット回線を通じて、ビデオ配信フォーマットMPEG2およびMPEG-4 ASP形式の動画データを受信可能になる。1.5Mbps程度の通信帯域であれば、DVDと同程度の画質で動画再生できるという。STBは各社がモニター当選したISP会員に無償で貸与する予定。

 実際に放送する番組については、ジュピター・プログラミング、セコム、東北新社の3社が2003年9月に設立する多チャネルサービス放送事業会社「オンラインティーヴィー」が提供する。開始当初のチャンネル数は18、ビデオ40タイトルを予定する。

ぷららネットワークスのプレスリリース

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