松下と日本通信、無線通信組み込み製品の開発で共同プロジェクトチームを発足

ニューズフロント2003年08月04日 15時28分

 松下電器産業 パナソニック システムソリューションズと日本通信は8月4日、無線通信機能を組み込んだ製品の開発に向け、共同プロジェクトチームを発足させたと発表した。

 「松下電器グループのハードウェア設計・製造能力、システム構築能力と、日本通信のワイヤレス通信を中心としたネットワーク開発・構築能力を結集して、ワイヤレス通信一体型の商品開発やサービス提供の検討を行う」(両社)

 開発品目は、自動販売機やガスメーターなどの無人装置に通信端末を組み、電話回線経由でサーバから管理を行う「テレメトリング」システム、走行中の自動車から組み込みセンサーやGPSを通じてデータを取得し、車両情報の管理を行う「テレマティックス」システム、各種情報ツールなど。

 こうした通信一体型の商品/サービスの開発には、専用ハードウェアの設計/製造、システム開発、最適な無線通信/ネットワークまでを取り入れた総合的な取り組みが必要。しかしこれまでは、トータルにコンサルティングを行ったり、ソリューションをワンパッケージ化して提供するのが困難だったという。

 共同プロジェクトチームでは「垂直統合型モバイルソリューション事業」と呼ぶ形態でこれを解決する。顧客が、システムベンダ、端末メーカ、通信キャリアなどの各企業へ個別に発注するのではなく、同事業に一括して注文できるようにする体制を築く。

日本通信のプレスリリース

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