SAPジャパンは8月1日、ERP(統合業務パッケージ)「SAP/3」などについて、低コストの導入プログラムを提供すると発表した。システム総予算2億円以内を想定する流通・サービス企業に向ける。2003年中に10件の案件成約を目標とする。
「同プログラムによって流通・サービス業の中堅企業におけるSAPアプリケーションの導入拡大に弾みがつくものと期待する」(同社)。
プログラムは基本パック、オプションパック、導入準備セッションの3つで構成する。
基本パックは、SAP R/3ソフトウェアのライセンス、ハードウェア、導入テンプレートを含む導入コンサルティングなど、システム稼動に必要な内容をパッケージ化したもの。SAPジャパンが2003年2月に発表した導入プログラム「mySAP All-in-One」のテンプレートを使った導入も可能。短期間導入のためのコンサルティングも提供する。
オプションパックは、SAPジャパンが、システム運用に必要になると予測する追加工数を、事前に顧客企業へ提案するサービス。ソリューション系、展開系、ソフトウェア系、保守運用系の4種類のカテゴリに分類して提供。企業は同サービスを通じ、システム稼動後の運用コストなどを具体的に検討できる。
導入準備セッションは、SAPジャパン主催のワークショップや情報交換会などで構成する。SAP導入を検討する企業が導入を済ませた企業と意見交換できる場を提供する。
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