日本電気(NEC)は7月30日、米ソレクトロンと、第3世代(3G)携帯電話事業に関して、製造から保守サービスに及ぶ広範な協業体制を敷いたと発表した。「製品や保守サポートを充実し、NECのグローバルなサプライ・チェーン・マネジメント(SCM)を強化するのが目的」(同社)という。
具体的には、NECがソレクトロン中国の蘇州工場に対して、NECの海外向け3G携帯電話を生産委託する。新機種の投入時には、日本国内の子会社で生産を立ち上げ、量産時には同工場に生産を段階移行した上で、本格的な出荷を行う。
これにより、NECの海外における生産能力は月産100万台を突破することになる。すでにソレクトロン中国の蘇州工場から、ハチソン3Gグループ向けの出荷を開始している。
さらに、ソレクトロンはNECの欧州向け3G携帯電話に関する保守サービスも開始している。今後は、「携帯電話のカスタマイゼーション作業についても協力し、グローバル市場に対するサプライチェーンの充実を図っていくよう検討する」(NEC)という。
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