東芝、第1四半期は368億円の最終赤字、PC売価ダウンで緊急対策策定へ

 東芝(岡村正社長)の2003年度(04年3月期)第1四半期決算は、売上高1兆1172億円(前年同期比6.2%減)、税引前損失は前年同期に比べ176億円拡大し509億円に、最終損失は同じく180億円拡大し368億円となった。

 北米市場を中心にパソコンの売価ダウンが大きく影響。これを受け同社は急遽、パソコン事業建て直しのため岡村社長をヘッドに緊急対策を実施する。

 第1四半期の営業損失は、前年同期の262億円に対して413億円に拡大した。半導体部門は好調だったものの、パソコンや液晶テレビなどのデジタルプロダクツ部門が381億円の減収となった。海外市場向けパソコンの売価ダウンの影響をモロに受けたほか、液晶テレビおよびPDP(プラズマディスプレイパネル)の投入遅れが響いた。

 デジタルプロダクツ部門の売上高は前年同期比7%減の4311億円、営業損益は前年同期の黒字から173億円の赤字に転落した。

 第2四半期以降については情勢が不透明なため、現段階では通期予想については変更を加えていない。

東芝

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