日本AMDは7月29日、同社のサーバ/ワークステーション向けプロセッサ、AMD Opteronが、同志社大学の高速演算クラスタリングサーバに採用されたと発表した。
同クラスタリングサーバは、産学分野向けにHPC(高性能コンピューティング)システムなどを納入しているビジュアルテクノジーが開発したもの。AMD Opteronプロセッサ モデル244を搭載する。今年の8月より同志社大学で構築を始め、「当初は64プロセッサを使用するが、最終的には512プロセッサを搭載する予定」(日本AMD)。
同志社大学では、同クラスタリングサーバを、タンパク質の構造解析や、大気汚染の軽減に役立つディーゼルエンジンの最適燃料噴射デザインなどに使用するという。
AMD Opteronプロセッサは、x86アーキテクチャ対応した「世界初の64ビットプロセッサ」(同社)。AMDの第8世代プロセッサコアを基盤とする。メモリのボトルネック解消のためにメモリコントローラを備えるほか、I/Oボトルネックの解消/低減や、バンド幅の向上とレイテンシの低減に、HyperTransport技術を用いている。
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