日立製作所システム開発研究所は、人物の上半身だけの実写映像をネットワーク転送し、下半身用および背景用のCG映像とリアルタイムに合成して表示する技術を開発した。日立製作所が7月28日に明らかにしたもの。
この映像合成技術では、複数のカメラで人物の上半身を撮影し、リアルタイムにCG画像と合成できる。その際、あらかじめCGで作成しておいた下半身用の映像と融合させることで、“ビデオアバター”を生成する。
従来の合成システムでは全身の映像を撮影/合成していたが、同社の開発したシステムでは撮影対象を上半身に絞るため、比較的狭い空間でも人物映像の取り込みが可能になるという。また、ネットワーク転送するのは下半身用の映像だけなので、全身映像を転送する場合に比べて通信データ量を減らせる。さらに下半身部分にCGアニメーションを使うことで、任意の広さの仮想環境内を自由に移動できるようになり、「ビデオアバター技術を応用できる分野が広がる」(同社)
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