日立製作所と日立システムアンドサービスの両社は、XBRL(eXtensible Business Reporting Language)によるシステム構築の支援を行う「XBRLソリューション」の提供を開始する。両社が7月28日明らかにしたもの。金融・公共機関向けに8月1日から順次サービスを提供していく。
XBRLはXMLをベースとしたマークアップ言語。財務・経営・投資などのデータ記述に特化する。財務情報関連システムが扱う記述データを統一する目的で、米International XBRL(旧:XBRL Org)などが標準化を推進している。
日立と日立システムサービスの提供するXBRLソリューションは、同言語を用いたシステムの導入サービスと、関連ソフトウェアで構成する。
導入サービスでは、財務データ設計、XBRL連携アプリケーションアーキテクチャ設計のコンサルティングと開発、システムおよびデータの検証支援を行う。XBRL形式のデータを用いて、既存形式の財務情報との相互変換や、財務報告作成、自動仕訳、連結納税申告、文書電子受付・保管、企業間通信などのアプリケーションへの対応などを可能にする。価格は個別見積。
関連ソフトウェア製品は、日立システムアンドサービスのXBRLツール群「XiRUTE(サイルート)」(250万円〜)、XBRL文書の解釈を行うDOMエンジン「Cosminexus Business eporting Processor」(110万円〜)、XBRLプロセッサ「Cosminexus XML Link Processor」(50万円〜)を用意する。また他社の統合業務パッケージ向けに、「GEMPLANET XBRL 仕訳入出力」(100万円〜)と「Oracle E-Business Suite XBRL仕訳入出力」(500万円〜)も提供する。
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