NECは、iDC事業への参入を計画している事業者を対象に、ファシリティの整備やネットワークの企画・構築からホスティング基盤の設計構築、セキュリティ対策などを含めた総合的な支援を行うサービスを体系化し、「パートナiDCサービス(PiDC)」の名称で7月22日から提供を開始した。04年度末までに50事業所への提供を見込む。
新サービスは、インターネットサービス「BIGLOBE」の運用で培ったインターネットデータセンター(iDC)の構築・運用ノウハウを、300項目以上におよぶアクションアイテムとしてメニュー化し、日本各地の事業者に対して提供するもの。
iDCの開設に必要となるコンサルテーション・設計から実際のホスティング基盤の設計/構築支援、SLM(Service Level Management)構築支援、サポートデスク構築支援、開設後の運用/監視代行やその構築支援に至るサービスをワンストップで提供する。
ホスティング基盤の設計/構築については、インフラの要塞化・堅牢化などのシステム構築ノウハウからミドルウェア部分までを含めたメニューを用意。また、運用監視の代行サービスも提供するなど、事業者ごとに異なる個々のニーズに対して柔軟な対応が可能となっている。
さらに同社では、新サービスのユーザーとの間で新たなサービスや業務運用ノウハウなどを相互供給しあうことで、全国すべての地域で同じ品質のiDCサービスが提供できる「バーチャルiDC」体制を整備していく方針。
すでに01年9月からSIとの融合性を高めた企業向けサービス「ユア・インターネット」を提供しており、今後も同社では、パートナ企業との有機的な協調・協働を実現する「Dynamic Collaboration」の実現を目指した各種ソリューションの提供を行っていく予定。
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