日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は、同社の無停止型サーバ「NonStopサーバ」上で稼働する、日本BEAシステムズのECサイト向けWebアプリケーション・サーバ・ソフトウェア「BEA Weblogic Server 7.0」の販売およびサポートを7月28日より開始する。日本HPが7月14日に明らかにしたもの。価格は332万円から。
「オンラインショッピング、オンラインバンキング、オンライン証券など、決済処理が必要となる分野での導入を見込む」(同社)
ウェブ決済を行うシステムでは、耐障害性と、完全無停止の運営が要求される。日本HPによると、現在主流のシステムを二重化した障害対策は、クラスタ環境を構築するための機器購入、その設計とプログラミング、開発・運用などに費用と手間がかかっていたという。一方、システム自体が無停止型のHP NonStopサーバは、「その手間を省き、フェイルオーバー処理を意識することなく、アプリケーションの設計と開発が行える」(同社)。
システムを停止させることなく、メンテナンスや機器構成の変更などを行えるほか、必要に応じてデータディスクやCPUの追加が可能。また、NonStopサーバの機能「OSS(Open System Services)」を利用すれば、C/C++等のアプリケーションを、UNIXやWindowsなどのオープンシステムの設計環境と同様のアプリケーション・インタフェースで開発できる。
同社は、NonStopサーバと BEA Weblogic Server 7.0を利用すれば、「クラスタ型システムと比べ、低コストで信頼性が高いWebシステムを構築し、24時間365日の連続可用性を実現できる」としている。
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