富士通は7月14日、XML型データベースエンジンとビジネスインテリジェンス(BI)機能を加えて強化したミドルウェア製品、Interstage(インターステージ)V6の販売を同日より開始すると発表した。
Interstage V6は同社のIT基盤であるTRIOLE(トリオーレ)の中核製品で、「情報統合、活用による業務プロセスの可視化に重点を置く」(同社)という。
Interstageは、Apache、Tomcat、Strutsといったオープンソースアプリケーションに対応している。また開発ツールであるInterstage Apworks(インターステージ エーピーワークス)は、オープンソース開発プラットフォームEclipseをベースにUMLモデリング機能を搭載し、上流設計からテスト/運用までライフサイクル全体をカバーする。
さらに同ミドルウェアには、高速なXML型データベースエンジン、Interstage shunsaku Data Manager(インターステージ シュンサク データ マネージャ)を新たに追加した。非定型XMLデータをインデックスを作らず高速検索が可能という。データ量が増加した場合でも、データベースを止めることなく、プロセッサを増設するだけでそれまでの性能を維持できるとする。「これまでリレーショナルデータベース(RDB)では、さまざまな形式からなる複数データベースの横断的リアルタイム情報活用は、システム化が困難だった。これを、同データベースエンジンと既存Interstage製品の組合せで実現する。インデックス作成やデータベースの調整が不要なので、初期導入時の開発が従来の4分の1の期間で済む」(同社)
またBI製品のInterstage Navigatorにより、「ほかのInterstage製品と組み合わせ、連携させたデータを高速、柔軟に分析することにより、業務プロセスを可視化できる」(同社)。
両製品の価格と出荷時期は以下の通り。
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