日立情報システムズ(堀越 彌社長)は、ホームセンター、ドラッグストア、ディスカウントストアなどのチェーンストアに特化した販売管理系総合情報システム「RetailConnection」を7月10日から販売開始した。
「RetailConnection」は、日々発生する発注・売上・在庫管理などの業務から、チラシ特売・改装棚割・リベート管理といった日本特有の煩雑な業務までを効率的にサポートし、競合力の高いチェーンストアオペレーションを実現するパッケージ製品。
店舗・本部間をリアルタイムに同期させることで、重点商品のタイムリーな投入や欠品の排除、店舗間移動を容易にし、販売機会ロスの削減およびユーザーニーズへの即応を実現する。
店舗業務においては、適正陳列量改善を目的とした「発注情報支援機能」、「自動発注・FAX発注機能」を標準装備することで、補充発注作業の効率化および、欠品の排除・商品回転率の向上を同時に実現する。また、多様な機能を備えた携帯端末によって、発注、売価変更、値札やPOPの印刷指示などを即座に行えるため、ローコスト・迅速に競合店との差別化を図ることができる。
一方、本部業務においては、各店舗における棚割管理、消化状況の把握、期間終了後の返品・廃止処理までを一元管理することによって、新商品の導入やチラシ特売・季節商品の入替えなどにおける発注業務を、企画・立案段階から効率化することができる。また、広範囲に展開する店舗を、地域や規模、業態などの任意なグループでカテゴライズして管理することで、各店舗の特性に応じた戦略的な品揃え・価格コントロールが可能となる。
さらに、実用的な分析システムによって、データベースに蓄積された大規模で多様なデータを、商品属性(部門・大分類・中分類・小分類)、店舗、地域、時間などの視点から多角的に分析し、業務に活用できるほか、すぐに使える10種類のテンプレートを標準で添付している。
このほか、
──などの関連商品によって、オーバーストア時代を勝ち抜くチェーンストアオペレーションを強力に支援する。
価格は、本部システムが350万円から、店舗システムが20万円から。06年3月までに、累計100社、30億円の売り上げを目指す。
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