日本電気(NEC 金杉秋信社長)は、動画・音楽・ライブ映像などの大容量ストリーミングコンテンツを、高品質かつ高速に配信するための基盤ソフトウェア「StreamPro」において、Windows Server 2003のストリーミング配信機能である「Windows MediaR Services 9Series」への対応や、IPv6対応などの製品強化を行うと発表した。
発表によれば、今回の製品強化では、NEC製の統合管理サーバ「StreamPro/Management System Ver2.2」について、6月25日に正式にリリースされたWindows Server 2003での稼動に対応するとともに、Windows Server 2003のストリーミング配信機能である「Windows MediaRServices 9 Series」及びRealNetworks社の「HelixTM Universal Server」に正式対応した。これにより、ワンタイムURLや著作権保護による不正視聴防止機能をはじめとする「StreamPro」の統合管理機能を、最新のストリーミング配信サービスにおいても活用することが可能となるという。
また、ストリームサーバ「StreamPro/Streaming-MPEG Ver3.2」について、Windows Server 2003での稼動に対応するとともに、次世代インターネット・プロトコル「IPv6」に対応したストリーミング配信機能の強化を図っている。これにより、国際標準のビデオ圧縮規格「MPEG」についてもIPv6網での配信を実現することが可能になる、としている。
NECでは、今回の強化を踏まえ、「StreamPro」について今後3年間で150ユーザへの提供を見込んでいる。なお、StreamPro/ManagementSystem Ver2.2は150万円〜で7月14日から、StreamPro/Streaming-MPEG Ver3.2は24万円〜で7月28日からの販売開始を予定している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」