日立製作所(庄山悦彦社長)とソニー(安藤国威社長兼グループCOO)は7月9日、国内におけるストレージバックアップソリューション分野での協業に基本合意したと発表した。
今回の合意によって、両社は日立のディスクアレイサブシステム「SANRISEシリーズ」とソニーのエンタープライズテープライブラリ「PetaSite Sシリーズ」を組み合わせ、SAN環境における大容量データの高速バックアップ共同技術検証を行う。
両製品を組み合わせることで、大容量データのバックアップにおける高速データ転送が実現し、ユーザーはデータ量増大にともなうバックアップの運用管理コストの削減を図ることができる。
日立では、ディスクアレイサブシステムとテープライブラリを組み合わせたバックアップソリューションの対象に、ソニーの「PetaSite Sシリーズ」を新たに加えることで、映像系システムにおけるデジタルコンテンツ急増時代に向けたソリューションの拡充を行う。
また、ソニーは「SANRISEシリーズ」と「PetaSite Sシリーズ」を組み合わせることで、機種システムの混在化(ヘテロジニアス環境)に対応したオープンなエンタープライズバックアップソリューション、および世界最先端磁気記録技術で開発されたS-AITテープフォーマットの推進を強化していく。
両社は今後、今回の共同技術検証で得られた技術情報やノウハウを生かし、顧客のニーズに対応した最適なストレージバックアップソリューションの提供に向けた技術協力、および共同プロモーションの実施について検討していく予定。
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