日本オラクル、03年5月期連結決算は減収減益ながら営業利益30%を確保

WebBCN (コンピュータ・ニュース社)2003年07月10日 10時15分

 日本オラクル(新宅正明社長)の03年5月期決算(通年・連結)は2年連続の減収減益となった。データベース関連が前年比22.3%減の346億円と落ち込んだのが主な原因。今年度(04年5月期)の売上高は前年比3.3%減の834億円、営業利益は同1.8%増の263億円の減収増益を見込む。

 昨年度(03年5月期)の売上高は前年比0.1%減の862億円、営業利益は同16.7%減の258億円、経常利益は同16.9%減の258億円だった。営業利益率では、中期経営計画上の数値目標である30%を辛うじて確保した。

 部門別では、データベース関連が346億円(前年比22.3%減)、ビジネスアプリケーション関連が59億円(同72.0%増)、サポートサービス関連が284億円(同14.7%増)、教育・研修関連が36億円(同8.9%減)、コンサルティング関連が135億円(同42.6%増)だった。

 落ち込みが激しかったデータベース関連部門の売上を、上期と下期に分けてみると、上期は前年比38.1%減、下期は同2.1%と、減収は上期に集中しており、「下期は落ち込みに歯止めがかかった」(同社)という。今年度は同部門で前年比1.6%増を見込む。

 新宅社長は、「営業利益率30%を堅持し、できれば34%程度を目指したい」と話した。今年度は31.5%を見込む。

日本オラクル

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