メトロワークスの「OpenPDA」、シャープのザウルス開発に採用される

ニューズフロント(CNET Japan特約)2003年07月09日 15時06分

 メトロワークスは7月8日、同社のモバイルデバイス向けプラットフォーム「OpenPDA」が、シャープのザウルスシリーズ「SL-C760」および「SL-C750」の開発に採用されたと発表した。「これらのザウルスはOpenPDAを採用して開発された製品として、日本で初めてリリースされた」(メトロワークス)

 OpenPDAは、組込みLinuxを採用するモバイルデバイス向けに特化したミドルウェア/ツール群を、統合ソリューションとして提供するプラットフォーム。米MetroWorksが2002年12月に買収した米Embedix(旧称Lineo)のLinux OS「Embedded Linux」をベースに、ノルウェーTrolltechのQtマルチ言語ユーザーインターフェイスとJeode Java仮想マシン、ノルウェーOperaのウェブブラウザOperaなどで構成し、メトロワークスがベンダーの要求に応じて、ソフトウェア、開発ツール、インテグレーションや認定サービスと組み合わせて提供している。このうち今回採用されたのは、Embedded LinuxとQtマルチ言語ユーザーインターフェイスである。

 ザウルスのSL-C750とSL-C760は、Intel XScale (PXA255、400MHz)を採用するLinux OS搭載機。前者は5月24日に、後者は6月21日に販売を開始している。「新しいCPUの採用と、動作メモリを64Mバイトに倍増したことで、より快適な操作感が実現した。また、ソフトウェアも最適化することで、アプリケーションの起動速度も約2倍向上している」(メトロワークス)

メトロワークスのプレスリリース

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