日本ヒューレット・パッカード(日本HP、樋口泰行社長)とシスコシステムズ(黒澤保樹社長)は7月8日、再販契約を締結し、日本HPがシスコのSAN(Storage Area Network)対応のスイッチ/ダイレクタ製品「Cisco MDS 9000」シリーズを再販していくと発表した。
今回の再販契約によって、これまでの100から200ノード程度のストレージネットワークを、単一スイッチで1000ノード、さらにネットワーク技術を駆使することで無限に拡大できるようになる。
再販する製品は、データセンターなどハイエンド向けの「MDS 9509マルチレイヤ・ダイレクタ」とエンタープライズ向け「MDS 9216マルチレイヤ・ファブリック・スイッチ」。現在、同社では「HP StorageWorks ファミリ」との相互運用性テストを実施中で、8月からこれら製品を組み合わせて提供開始する予定。また、11月までに「Cisco MDS 9000」シリーズ全製品の再販開始を予定している。
「Cisco MDS 9000」シリーズは、業界標準のファイバーチャネルや、iSCSI、およびFCIP(ファイバーチャネル・オーバー・IP)などのマルチプロトコルに対応したスイッチ製品群。拡張性に優れたモジュラ型設計で、ポート数やアーキテクチャにかかわらずユーザーの環境に応じた構成が可能。
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