NTTネオメイト(西村憲一社長)は7月8日、機密情報や顧客情報などの重要な情報を取り扱うサーバー向けに、国内初のUNIX機データ内容消去ソフトウェアを自社開発、10日から企業などへのトータルソリューションの一環としてサービスを提供していくと発表した。
同社では、すでにパソコンやサーバーのハードディスクの情報(データ)を特殊な方式で上書き消去するDOS/V用のソフトウェアを自社開発しており、昨年9月からNTTネオメイトグループ17社で「Neo'z NEODELETE『HDデータ内容消去サービス』」を提供している。今回のUNIX機向けサービスの提供によって、企業の重要な情報を取り扱う基幹系システムのデータ消去ニーズに対応していく。
ソフトウェアの主な機能は、
――など。
また、提供するサービスでは、
――など、徹底したセキュリティ管理を実施する。
対応機種は、サン・マイクロシステムズ製UNIX機(CPU:SPARC*プラットフォーム 32/64ビット、CD-ROMドライブ)で、消去可能なハードディスクは、サン・マイクロシステムズ製UNIXのIDE、またはSCSI接続のハードディスク。
データ消去は、「標準グレード」が米国国防総省のセキュリティガイドラインに準拠し、データ内容を4回上書きする。「ハイグレード」が理論上最高のGutmann方式で、データ内容を36回上書きする。サービスメニューは、「出張メニュー」と「お預りメニュー」を用意した。
価格は個別見積り。見積り例は、UNIX機のHD10台を出張によるデータ消去した場合のサービス提供料金が、データ消去料金で5万円、出張料金で7000円。サービス対象となるエリアは、西日本エリア(富山、岐阜、静岡県以西の30府県)および首都圏。
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