日本電気(NEC 金杉明信社長)、マイクロソフト(マイケル・ローディング社長)、ベリタスソフトウェア(木村裕之社長)は、Windowsプラットフォームの大規模ストレージ環境における効果的な運用管理の手順を確立するために、国内初の実証検証を3社共同で実施すると発表した。
発表によれば、この実証検証は、マイクロソフトの最新OS「Windows Server2003」に実装される、ハードウェアまたはソフトウェアによるディスクボリューム単位の複製作成機能を利用したバックアップを、データベースソフトウェア、バックアップソフトウェアとの連携により簡易に実現する技術、「VSS(ボリューム・シャドウ・コピーサービス)」に関して、NECのSAN対応ストレージ「iStorage Sシリーズ」、マイクロソフトのメッセージベース・コラボレーション・サーバ「Microsoft Exchange Server 2003」、ベリタスのバックアップソフト「VERITAS Backup Exec 9 for Windows Servers」の組合せで実施される。
今回の実験では、iStorage Sシリーズが持つハードウェアレベルでの複製作成機能「DynamicDataReplication」、「RemoteDataReplication」、「Exchange Server 2003」、「VERITAS Backup Exec 9 for Windows Servers」のそれぞれが実装したVSS対応インタフェースを統合し、大規模な実運用環境における業務無停止のバックアップ処理の実用性の実証、運用条件の変化に応じた運用性の検証、バックアップ処理中の不慮の障害に対する強靭性の確認などを主眼とした総合的な検証を行うという。
3社の共同検証活動は既にスタートしており、7月9日から11日に東京ビッグサイトで開催される「第5回データストレージ・エキスポ」において、現時点での成果のデモンストレーションが予定されている。
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