日本SGI、「Intel Itanium 2」搭載の並列Linuxサーバー

WebBCN (コンピュータ・ニュース社)2003年07月08日 09時57分

 日本SGI(和泉法夫社長)は7月7日、最新の「Intel Itanium 2プロセッサ」を搭載したテクニカルコンピューティング市場向けLinuxサーバー「SGI Altix 3000シリーズ」を、国内向けに販売・出荷開始したことを発表した。

 「Altix 3000シリーズ」は、SGIスーパーコンピューティング・アーキテクチャに、「Intel Itanium 2プロセッサ」と「64ビットLinuxOS」を組み合わせたスケーラブルLinuxシステム。1ノードで最大64プロセッサまで拡張できる業界初の本格的な並列Linuxサーバーで、複数ノード間にまたがるグローバル共有メモリの技術および、大容量メモリの使用を可能にするスーパークラスタ構成によって、拡張性に優れた大規模並列システムを実現する。

 ラインアップとしては、

  1. ハイエンドの「Altix 3700スーパークラスタ」
  2. ミッドレンジの「Altix 3300サーバー」

 ──の2種類を用意しており、「3700スーパークラスタ」は、1ノード当たり最大64プロセッサ搭載の拡張性の高いシステムを実現。一方、「3300サーバー」は、19インチのショートラック(17U)に最大12プロセッサ搭載可能なコンパクトなシステムとなっている。

 価格は、「Altix 3300」(1.3GHzプロセッサ搭載)のキャンペーンモデルとして、

  1. Intel Itanium 2プロセッサ 4個搭載/8GBメモリモデルを777万円
  2. 同8個搭載/16GBメモリモデルを1170万円
  3. 同12個搭載/24GBメモリモデルを1570万円

 ──で提供する。

 今回の新製品投入を機に、同社では、科学技術分野、製造業の研究分野を中心にシステムの販売を強化するとともに、パートナー各社の協力を得て、製造、サイエンス、エネルギー、環境分野の50以上のHPCアプリケーションを64ビットLinux環境に移植していく計画。

 さらに、今後もHPC分野における経験を生かし、複雑で大規模なデータ処理の問題解決に向け、「Intel Itanium 2」とLinuxをベースにしたソリューションを提供していく方針。

日本SGI

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]