大日本印刷(DNP)とディー・ティー・サーキットテクノロジー(DTCT)は7月7日、SDメモリカード用インターフェースを搭載した組込みシステム向けLSI、MPEG-4モジュールを発表した。8月よりサンプル出荷を開始し、12月に量産対応が可能となる見込み。
このMPEG-4モジュールは、東芝のMPEG-4動画LSI、T4(TC352 80XBG)をコアに採用した。これにより、「低消費電力と高動画圧縮伸張性を達成できた」(両社)とする。また、DTCTの次世代ビルドアップ配線板技術、B2it(ビースクェアイット)を用い、MPUや各種メモリなどを高密度実装することで、「世界最小サイズ(約40ミリ角)のモジュールを実現した」(両社)。
同モジュールは、SDメモリカードに画像データを保存するための周辺インターフェースや、動画の記録/再生に必要な各種ソフトウェアをあらかじめ搭載している。「ユーザーは開発コストと時間をかけることなく、容易にSDメモリカードを用いた動画記録/再生システムを自社の機器に組み込める」(両社)。
512MバイトのSDメモリカードを使うと、標準モードで約3時間、最大で約18時間の音声付き動画を保存できるという。
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