DVD版ターミネーター2に導入された新しいDRM技術

 大ヒット映画「ターミネーター2」の最近発売されたDVD-ROM版には、著作権侵害行為を防止するための新しい技術が導入されている。この技術は、インターネット上で発行されるライセンスを取得することにより、5日間映画を視聴できるというもの。

 また、この新しいデジタル著作権管理(DRM)技術は、各パソコンのインターネット・アドレスを調べ、米国以外のアドレスを持つコンピュータでのDVD-ROMの再生を拒否する機能を持つ。

 このシステムでは、ウェブ上で確認作業が行われるため、仮にDVD-ROMがコピーされても、1度に世界で1台のパソコンでしかそのDVD-ROMを再生できない。アジアを初め、世界各地に存在するDVDの違法コピー者たちにとって、これは悪いニュースだ。

 また、DVD-ROMから映画ファイルをハードドライブにコピーし、インターネット上で共有すればいいと考えているなら、その考えは忘れた方がいい。ファイルは、正式なDVD-ROMディスクからしか再生できないからだ。もちろんインターネット上で確認を受けた後にである。

 このDRMシステムを共同開発したのは、DRM技術のプロバイダ、Digital Envoyとメディアストリーミングの専門会社、SyncCastの2社。

 同システムは、MicrosoftのWindows Media 9 Seriesで使用されているDRM技術とも連携が可能で、DVDパッケージ「Terminator 2:Judgment Day(Extreme Edition)」にバンドルされたDVD-ROMに導入されている。同パッケージはすでに6月初旬に米国で発売されており、価格は29ドル98セント。

 SyncCastの広報担当David Nicholsによると、同パッケージには通常のDVDも含まれているが、そのDVD-ROMには通常の3倍の解像度で記録した高画質映像が収録されているという。映画ファイルはWM9フォーマットでコード化されており、視聴するにはWindows Media Player 9のDRM操作が必要である。

 DVD-ROMを視聴するためには、インターネット上でライセンスを取得しなければならないため、再生用のパソコンはインターネットに接続できる必要がある。Nicholsによると、ライセンスは1回限定、無制限、30日間限定など数種類あり、コンテンツオーナーはその中から発行するライセンスを選択できる。

 これにより、例えばノート型パソコンがあれば旅行先でウェブに接続できなくても、5日間映画を鑑賞することができる。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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