広告管理サービスの米DoubleClickは米国時間7月1日、未公開企業の米CSC Advanced Database Solutionsを買収し、データベース管理に特化した新部門を立ち上げたことを発表した。
買収額は明らかにしていないが、現金で支払ったという。DoubleClickは、CSCの従業員約100名と顧客100社を獲得した。
DoubleClickは、オンライン.マーケティング・サービスを強化する方針だ。ドットコム企業の崩壊以来、DoubleClickはマーケティング分析および広告・電子メール配信ツール事業の確立を優先し、オンライン広告ネットワークを閉鎖している。同社は今回の買収で、企業のデータ管理やマーケティングキャンペーン配信のバックエンド技術に引き続き注力するという姿勢を示した。
DoubleClickはこれまでにも、同社顧客向けの小規模なデータ管理ソリューションを構築してきた。しかし、CSCを買収したことで、1000万〜1500万世帯の顧客データベースを扱えるようになる見込みだ。
DoubleClickの最高経営責任者(CEO)のKevin Ryanは、「データ管理はわが社の事業拡張にとって重要かつ必須だ。マーケティング技術とデータのニーズに応えるフルサービスを顧客企業に提供し、マーケティングサービスを向上する」と述べた。
1981年設立のCSCは、顧客のマーケティングデータベースを管理する技術を提供している。この技術には、顧客のオンライン/オフライン購入情報の照合や、ターゲット顧客の購買行動に基づくカスタム化した分析ツールなどが含まれる。対象となる業界は、小売、金融サービス、パブリッシング。ちなみに米Forrester Researchによると、CSCは2003年にデータベース・マーケティング・サービス分野の上位10社にランク入りしている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力