東芝は、ICカードにJava言語ソフトウェアを搭載し、カード発行後にも新たな機能の追加が可能なGlobal Platform ICカードの新製品「PROFINIA10」を商品化し、本日から販売を開始すると発表した。初年度は100万枚の販売を目指す。
PROFINIA10は、ビザ・インターナショナルよって提供されている、ICカードを利用したデビットカード及びクレジットカードサービスであるVisa Smart Debit/Credit(VSDC)機能を搭載する。「VSDC機能搭載カードとしての認定を、国内メーカー開発のICカードとして初めて取得した」(東芝)
通常のクレジットカード機能に加え、国内で汎用的に利用することが可能なポイントカード機能を標準で搭載する。ユーザメモリ領域を保有しており、カードを用いたサービスを行う企業等の要望に応じて、様々なアプリケーションを追加し、多機能カードとして利用することが可能。カード発行時に、クレジットカード、ポイントカード機能に加えて、IDカードや電子マネー等の機能を付加したりできる他、発行済みの社員証に後から健康管理データ等を追加するなど、カードのアプリケーションを変更・拡大することも可能になるという。
今後ICカードは、クレジットカード機能に加え、社員証や学生証、各種会員カード、またこれらの機能を併せ持つ多機能カード等、様々な分野での利用が期待されている。東芝では、VSDC機能を搭載したGlobal Platform ICカードとして、PROFINIA10の応用分野の開拓とICカード事業の拡大を図っていくとしている。
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