サイボウズは6月30日、メール管理システム「サイボウズ メールワイズ」のベータ版を一般公開した。メールでの顧客管理を行う企業などに向ける。同社のサイトからダウンロードが可能。
同ソフトウェアはサイボウズが過去4年間、顧客対応に活用してきたシステムをベースに開発したという。他のサイボウズ製品と同様、運用はウェブベースで行う。サーバに設置し、ウェブを通じて複数のユーザーがメールデータを共有、管理できるようにする。ユーザー間のコミュニケーション機能も備える。このほか電話・訪問の対応履歴を一元管理する機能や、蓄積したデータを簡単に集計し、グラフ表示する機能も備える。顧客データベースの項目は業務形態にあわせて管理者が設計可能。
対応するサーバOSは、WindowsのNT Workstation 4.0(ServicePack 3 以上)/NT Server 4.0(ServicePack 3 以上)/Windows2000 Professional/Windows2000 Server/WindowsXP Professionalと、Linuxのkernel 2.2x以上(2.4xも含む)、glibc 2.1以上。
対応ウェブ・サーバ・ソフトはWindows環境の場合、Internet Infomation Server 4.0 / 5.x、Peer Web Services、サイボウズ Webサーバー、Apache 1.3.2x以上 (Win32用、Apache2.0は除く)。Linux環境ではApache 1.3 以上 (Apache2.0を含む)。
システムにウェブからアクセスするために必要となるのは、Windowsマシンの場合、Internet Explorer 5.01/5.5/6.0とNetscape 4.7x/6.2x/7.x。MacintoshではInternet Explorer 5.01以上とNetscape 4.7x /6.2x/7.x。
製品版の販売開始は2003年夏を予定する。価格は5ユーザーライセンスつきで29万8000円から。
今後同社は、同製品をはじめとする、既存のCRM製品と比較して低コストで容易に導入できる製品を市場に投入していきたいとしている。
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