日本電気(NEC)は6月30日、自治体向け「暗号化レイヤ2スイッチCX2610-SA」の販売開始を発表した。価格はオープン。
同製品は鍵長128bitの暗号方式「CIPHERUNICORN」(サイファーユニコーン)に基づく、自治体専用の暗号化処理機能を備える。暗号化処理は専用LSIによって行なうため、100Mbpsでの高速な暗号通信が可能という。
「ルータやレイヤ3スイッチで暗号化を行なう場合に比べ、通信コストの低減を図ることができる。また、ネットワークの設定や運用管理が容易となり、ネットワーク構築の期間短縮や運用保守の工数削減などを実現することができる」(同社)
同製品はEtherインタフェースに10/100BASE-TX(RJ45)を、最大2ポートの暗号ポートを含め合計24ポート、PLINKインタフェースに1000BASE-SX/LX(miniGBIC)を4ポート備える。保守インタフェースはL2SW部が10/100BASE-T(RJ-45)、暗号部が10BASE-T(RJ-45)となる。
スイッチング容量は12.8Gbps、MACアドレスの登録数は1万6000。仮想LAN(VLAN)数は4093、ポートVLAN、タグVLAN、ExtendedVLANに対応する。VLANスイッチ機能はIEEE802.1D(4レベル)、IEEE802.1Q、IEEE802.3x。MACアドレスとEtherタイプのフィルタリング機能を備える。またリンクアグリケーションIEEE802.3adに対応し、SNMPプロトコルでのネットワーク管理が可能。電源はAC100V(2重化)、消費電力は最大100W、作動環境は温度0〜40℃、湿度は非結露の場合で10〜85%。外形寸法は幅440mm、奥行き400mm、高さ130mm。
NECでは今後3年間で1000台の販売を見込んでいる。
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