NEC-Mitsubishi Electronics Display of Americaは24日(米国時間)、15インチのNEC LCD 1565と17インチのNEC LCD 1765という、2つの液晶ディスプレイを発売した。これらのディスプレイにはアクリルの画面と柔らかなフレームが使われており、折りたためるようになっている。折りたたんだ際の重量は、それぞれ3.9kgと3kg。
こうした特徴を持つにもかかわらず、2機種とも価格のほうは、市場に出回っている他の液晶ディスプレイとそれほど変わりはない。1024 x 768ピクセルの解像度を持つNEC LCD 1656は349ドル、またNEC LCD 1765のほうは1280 x 1024ピクセルの解像度で549ドルとなっている。両製品とも現時点では米国市場のみでの販売となり、アジア市場への進出予定は確認できていない。
NEC-Mitsubishiのほかにも、盛り上がりを見せる液晶ディスプレイ市場を狙って同様の製品を投入した企業は数多い。
この4月に韓国のSamsungが電子ブック業界の展示会でお披露目したのは、折りたたみ可能な8.4インチのモノクロディスプレイで、同社では世界初の折りたたみ式を謳い文句にしていた。ただし、こちらはNEC-Mitsubishiのものとは異なり、電子書籍の表示を意図して設計されており、コレステロールLCD技術を利用して、電源供給がなくても画面上のイメージが消えないという機能を持っている。
NEC-Mitsubishi Electronics Display of Americaのプレスリリース
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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