米Maxtorと米LSI Logicが、SAS(Serial Attached SCSI)対応製品に関して提携する。両社は、LSI Logic製ICチップとMaxtor Atlasハードディスクドライブの拡張テスティングやプロトタイプの開発を共同で行う。日本マックストアが6月24日に明らかにしたもの。
共同開発は、LSI LogicのFusion-MPT(Message Passing Technology)アーキテクチャを利用して、開発の簡素化と高速化を図るもので、「性能、スケーラビリティ、データ保護に対する、次世代の要求に応える」(日本マックストア)という。
具体的には、Maxtorのプロトタイプ・ドライブとLSI Logicの初期のSAS開発プラットフォームを使用して、パケットデータ交換、スループット、製品の互換性を検証する。
なおLSI Logicは、SASワーキンググループのオリジナルメンバーである。SAS規格では、下位互換性を提供するSCSIコマンドセット、シリアルのポイント・トゥ・ポイント相互接続、デュアルポート機能など、デバイスレベルのエンタープライズ・ストレージ・インタフェースを定義している。この物理層は、Serial ATA(SATA)と互換性があるため、将来的にはシステムのハードディスクに、SCSIあるいはSATAのドライブのいずれか、あるいはその両方の組み合わせが使われるようになるという。
「Serial Attached SCSIは、エンタープライズサーバとストレージシステムの主要なディスクインタフェースになりつつある。MaxtorとLSI Logicとの共同開発により、互換性のある製品の設計と、市場への急速な浸透が実現する」(Maxtor)
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