NECのインターネットサービス「BIGLOBE」は6月23日、中国最大のポータルサイト事業者である「新浪」および、中国最大のモバイルコンテンツ事業者である「空中網(COTA)」と相次いで提携したことを発表した。
「BIGLOBE」では、従来から、NECの海外現地法人、現地大手キャリアやISPとのパートナーシップを生かし、国内のコンテンツプロバイダの海外進出を支援する「モバイルコンテンツの海外展開パートナーサービス」を提供してきた。
今回の提携は、世界最大の携帯電話市場である中国において、国内の携帯電話コンテンツプロバイダ(モバイルコンテンツプロバイダ)のビジネス展開を全面的にバックアップすることが狙い。今後、NEC中国を通じて、
──など、現地との交渉面での支援を一括して行っていく。
また、「新浪」と「空中網」では、今後、中国の携帯電話事業者との交渉やサービス登録、流通チャネルや認証・課金・回収のシステムの提供など、現地におけるサービス面での支援を全面的にサポートする。さらに、「BIGLOBE」と連携して、サービス開始後の利用者の問い合わせ応対やサービス開始前の市場調査、およびテストマーケティングなどをサポートし、中国でのビジネス展開に向けたサポートを一貫して提供する。
「新浪」は6月から日本のコンテンツプロバイダの待受け画面の提供サービスを開始。一方、「空中網」も7月から、日本のコンテンツプロバイダのJAVAゲームの配信を開始する予定。
「BIGLOBE」では、今回のモバイルコンテンツサービスのほか、今後も中国においてパートナーと連携し、国内コンテンツプロバイダの有償コンテンツの配信を支援していく方針で、05年度末までに、中国を始めとするアジア地域のモバイルコンテンツ事業で30億円以上の売り上げを目指す。
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