日本電気株式会社(NEC)は6月23日、キャリア網/広域企業網をイーサネットベースで構築できるグローバルオープンイーサネット(GlobalOpenEthernet)技術の開発に成功したと発表した。
GlobalOpenEthernet技術は、ヘッダ情報のLAN識別部(VLANタグ)の拡張利用をしたもの。スイッチ部分では、従来1面で運用されていたデータ転送経路(スパニングツリー)を複数面管理することで、障害回復の高速化やデータ転送経路の最適化ができる。また、サービスを停止させずにスイッチの追加・削除も可能だ。
さらに、データ転送宛先情報を従来の5分の1程度に抑えることでデータ転送の高速化およびスイッチの高密度化が図れる。その他、既存イーサネット装置との相互接続性を保持しており、GlobalOpenEthernet技術を一部のスイッチに導入するだけで低コストかつ高信頼なネットワークの構築が可能になる。
NECでは、GlobalOpenEthernet技術を採用したコアスイッチとエッジスイッチを試作。6月30日から幕張メッセで開催される「NETWORLD + INTEROP 2003 TOKYO」で動態展示する予定だ。また、GlobalOpenEthernet技術を採用した製品を、今年度から順次投入していくとしている。
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