日立製作所は6月23日、IPv6対応のネットワーク基盤ソフトウェア「PROGNET」を発表した。ISPや通信事業者に向けて、6月25日から販売を始める。
「通信事業者やISPの高付加価値サービス提供に必要な基本機能の共有化を実現する」(同社)。企業車がPROGNETの基本機能を組み込んだサービス用アプリケーションを開発することで、コスト削減や新サービスのシステム導入期間を短縮できるという。
PROGNETは、セッション管理ソフトウェア「PROGNET/SB」とプレゼンス管理ソフトウェア「PROGNET/PR」の2つで構成する。
PROGNET/SBはPtoP通信上でユーザー単位のフィルタリング、認証機能、課金機能を一元管理するソフト。プロトコルに、インターネット技術の標準化団体、IETF(Internet Engineering Task Force)が標準化作業を進めているSIP/SIMPLE(Session Initiation Protocol/SIP for Instant Messaging and Presence Leveraging Extenstions)を採用する。同ソフトは、Red Hat Linux7.3上で稼動し、日立のブレードサーバ「HA8000-bd」への搭載も可能。ユーザーの拡大もブレードを増設するだけで柔軟に対応できるという。
PROGNET/PRはエンドユーザーの現況情報や個人情報を管理をするソフト。エンドユーザーが自分の場所や応答可否などの現況情報や、年齢、趣向といった個人情報の公開範囲を必要に応じて設定できる。このため、個人情報の不正流出を防止しながら、エンドユーザーの状況を知らせることができる。同ソフトはSolaris 8.2以降で稼働する。
いずれのソフトも販売価格は個別見積となる。製品の出荷開始は2003年9月22日を予定する。
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