米Hewlett-Packard(HP)は米国時間6月18日、デスクトップパソコンPavilionの新シリーズを発表した。外観を一新し、9月の新学期に備えてパソコン購入を考えている消費者にアピールする構えだ。
今回発表したPavilion a200シリーズは、a200n、a210n、a220n、a230n、a250nの5モデル。ダークブルーとメタリックブルーのコントラストを施した外観は、「HPのプリンタやPavilionノートシリーズとマッチするよう配慮した」(HP)。
Pavilions a200シリーズは、米Advanced Micro Devices(AMD)と米Intelのいずれかのプロセッサを搭載し、最小構成で256MBのRAMとCD書き込みドライブを搭載する。同梱ソフトウェアはカナダCorelのワープロソフトWordPerfect、米InterMuteのアンチスパムソフトウェアSpamSubtractなど。同シリーズは「7月第1週目には小売店に並ぶ予定」(HP幹部)で、HPのショッピングサイトhpshopping.comでも購入可能。
最も基本的な構成のPavilions a200nは、2.4GHzのIntel製Celeronプロセッサ、40GBのハードドライブ(HDD)、256MBのRAM、CD書き込みドライブを装備し、価格は469ドル。最上位モデルのPavilion a250nは、2.66GHzのIntel製ハイパースレッド対応Pentium 4プロセッサ、DVD書き込みドライブ、米NvidiaのGeForce4 MX 44グラフィックカードなどを搭載し、価格は999ドル。
HPは今回のPavilions a200シリーズを、Compaq Presarioデスクトップパソコンの最新シリーズと並行して提供する予定。HPは、最小構成の価格が399ドル(リベート後)のPresarioシリーズを、ベーシックなパソコンを希望する顧客向けに設定する。一方、Pavilionシリーズは写真編集や映像作成など、マルチメディア機能に重点を置いている。この2つのブランドでは一部のモデルで基本機能が重複するが、HP幹部は「販売店が幅広い品揃えを提供できるよう、意図的に重複させている」と語る。
またHPは、デジタルエンターテインメント用デスクトップパソコンHP Media Centerシリーズに、新たにm260n、m270n、m280nの3モデルを追加した。価格は1299ドル〜1999ドル。出荷開始は7月中旬の予定。ベーシックモデルのHP Media Center m260nは、2.6GHzのハイパースレッド対応Pentium 4プロセッサ、120GBのHDD、512MBのRAM、DVD書き込みドライブ、CD-ROMドライブ、Nvidia製GeForce4 MX 440グラフィックカードを装備する。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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