日本電気(NEC)と日立製作所は6月18日、セキュリティ管理/システム運用分野における協力製品の拡大について明らかにした。両社が2001年11月に締結したシステム運用管理ソフト分野の協力体制に基づくものとなる。
セキュリティ管理分野では、これまで両社が共同開発したセキュリティ管理フレームワーク「Security Integrated Manager」について、新たなパートナー製品との連携を図った。
今回、Security Integrated Managerが連携した製品は、文書暗号化機能を備える日立ソフトウェアエンジニアリングスの「秘文」、不正アクセス防御機能を備える米Sanctumの「AppShield」の2つ。これにより、Security Integrated Managerの連携製品は合計12種となる。ちなみに、これまでSecurity Integrated Managerが連携対応していたセキュリティ製品にはシマンテックの「Enterprise Security Manager」やトレンドマイクロの「Trend Virus Control System」 など10製品があった。
システム運用管理分野では、今回新たな共同開発製品として2つのエージェントソフトを発表した。MicrosoftのWebサーバ「Microsoft Internet Information Server」を管理する「Performance Management - Agent for Microsoft Internet Information Server」と、グループウェア「MicrosoftR Exchange Server」を管理する「Performance Management - Agent for Microsoft Exchange Server」である。
今後NECは統合運用管理ミドルウェア「WebSAM」のラインアップに、日立製作所は統合システム運用管理ソフトウェア「JP1」のラインアップに両製品を加えて提供していくという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」