米Hewlett-Packard(HP)は、買収から1年余を経たCompaqというブランドを、法人向け製品から消しつつある。PDAのiPaqやサーバ製品のProLiantでは、すでにCompaqの名前を外しており、HPは株価シンボル(HWPからHPQに変更)で譲歩した以外は、徐々にCompaqブランドをなくしていくす方針だ。
HPはこれまで、デスクトップやノートPCではCompaqの方がITマネージャからの受けがいいことから、法人向け製品にCompaqの名前を残してきた。例えば、同等製品の場合、Compaqブランドの方が3対1の確率で好まれたという。だが、今週HPが発表した最新のノートPCでは、Compaqの名前はモデル名にしか見られない。また、次のタブレットPCもCompaqの名前を取り除いたHPブランドになるという。
同社ノートPCおよびPDA事業部長のAlex Gruzen氏は、「将来的に、われわれの法人向け製品は全てHPブランドになる」と述べた。ひとつのブランドに統一したほうが、販売部門がセールス活動を行いやすいという。
一方、コンシューマー分野では、両方のブランド名を存続させていく方針だ。同社は現在、小売店店頭で、HPモデルとCompaqモデルを交互にプッシュするプロモーション戦略を取っている。
HPは現在、「Radically Simple, Better Together」と名づけた新たな取り組みに着手している。これは、ノートPCとプリンターなど複数のHP製品を併用するメリットをアピールしていくもので、同社製品における切手サイズのSDカードの共通採用も含まれている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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