日本AMDは6月17日、512KBのL2キャッシュを搭載したノートPC向けモバイル・プロセッサの新製品を3種類発表した。これらの新プロセッサは即日全世界で出荷される。
低電圧版モバイルAMD Athlon XP-Mプロセッサ2000+および1900+は、他のAMDモバイル・プロセッサと同じく、オープン・アーキテクチャをベースとしており、コンピュータ・メーカーは、法人/個人ユーザのニーズに最適に対応するソリューションを、幅広い選択肢の中から決定することができる。AMDモバイル・プロセッサは、業界最先端のグラフィックス・ソリューションや、802.11a、802.11b、802.11gなどのワイヤレス・ソリューションとの互換性がある。
モバイルAMD Athlon XP-Mプロセッサ 2800+は、フルサイズのデスクトップ・リプレースメント・ノートPCに対して、クラス最高のグラフィックス機能とワイヤレス接続を提供する。
AMDのRich Heye副社長兼マイクロプロセッサ・ビジネスユニット担当ジェネラルマネジャーは、次のように述べている。「AMDは、コンピュータ・ユーザがノートPCに求めているものを理解するべく、コンピュータ・メーカと緊密に協業しています。これらのメーカーが可搬性、鮮明なグラフィックス、優れた電池駆動時間をユーザに提供していく上で、本日追加された3種類のモバイルAMDプロセッサ新製品が重要な役割を演じることになるでしょう」
同プロセッサの発表に伴い、米Fujitsu PC Corporationが、低電圧版モバイルAMD Athlon XP-Mプロセッサ 1900+をLifeBook S2000ノートブックに搭載すると発表。同社のSara Nelsonマーケティング担当副社長は、「薄型軽量ノートPCを購入しようとするユーザはこれまで、機能、性能、および可搬性を獲得するために、価格面でのプレミアムを払う必要がありました。新しい低電圧版モバイルAMDプロセッサを搭載したLifeBook S2000ノートブックは、機能、性能、可搬性を手頃なシステム価格で提供するため、薄型軽量ノートPC市場にこれまで欠けていたソリューションを実現します」と述べている。
低電圧版モバイルAMD Athlon XP-Mプロセッサ2000+および1900+の1000個ロット時単価は、それぞれ1万6750円と1万5375円。モバイル AMD Athlon XP-Mプロセッサ2800+の1,000個ロット時単価は2万8750円になる。
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