NRIセキュアテクノロジーズ(寺田 洋社長)は6月16日、PCのセキュリティ対策状況を診断・監視する「SecureCube-PCCheck(セキュアキューブ PCチェック)」を7月から販売開始すると発表した。
「SecureCube-PCCheck」は、企業のイントラネット内にセキュリティサイトを構築、クライアント(社員)PCにセキュリティ診断用のプログラムを配布して、各PCのセキュリティ対策状況を日々診断するもの。
その結果を、システム管理者が監視、診断し、外部アクセスの規制を実施することで、ウイルスやセキュリティホールなどの脅威から企業のシステムを守ることができる。
セキュリティ診断用のプログラムは、常に最新のセキュリティ情報に対応しており、クライアントPC側はとくに作業をしなくても最新のバージョンを維持できる。定期的にクライアントのセキュリティに関する設定などの情報を収集し、システム管理者がサーバー側(セキュリティサイト)で設定したセキュリティポリシーと照らし合わせて、セキュリティ対策状況を診断する。
診断結果は、クライアントPCのユーザーとシステム管理者の双方に提供。クライアントPCのユーザーには、セキュリティ対策を実施(OSや各ソフトのバージョンアップ、パッチの適用)する際の支援ツールも提供する。また、診断結果を基にして、セキュリティ対策が不十分なクライアントPCがインターネットへアクセスしようとした際に、警告を発信、あるいは遮断するといった機能も備えている。
価格は、1000ユーザーのソフトウェアラインセンス利用料が年額420万円。初年度2億円の売り上げを見込んでいる。
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