日立製作所の情報・通信グループは、ギガビットルータ「GR4000シリーズ」を含むネットワーク関連機器4シリーズを6月17日より販売する。同社が16日に明らかにしたもの。出荷開始は、2003年7月1日より順次始める予定。
GR4000シリーズは、「GR2000シリーズ」の上位シリーズで、通信事業者のバックボーンネットワーク向けのIPv4/IPv6に対応したコアルータ。通信品質を確保するQoS機能などを備える。同シリーズは3つの製品を用意する。そのうち奥行きの長い小型製品GR4000-80E1は、外形寸法が幅440mm×奥行き480mm×高さ230mm。標準価格は2300万円から。
GR4000と同時に販売開始する機器は、ギガビットスイッチ「GS4000シリーズ」と、小型LANスイッチ「GS1000シリーズ」および「GS500シリーズ」である。
GS4000は、通信事業者や、ISP、民間企業の構内高速バックボーンの構築向けにPv4/IPv6に対応した大容量のレイヤ3(ネットワーク層)スイッチ。GS1000シリーズは小型のレイヤ3スイッチ。GS500は小型のレイヤ2(データリンク層)スイッチ。
GS1000とGS500は企業内ネットワークの構成に向けた製品。既存のGR2000シリーズが備えるハードウェア処理や通信品質制御機能などのアーキテクチャを継承するという。装置/経路の冗長化機能や、レイヤ2-VPNやフィルタリングといったセキュリティ技術、QoS技術などにより、「高信頼IP/イーサネット網を構成可能」(同社)という。
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